数ヶ月間完全に放置していましたが、Adobe AIR 2 リリース版に対応した Touch Viewer v1.2 をリリースしました。
Touch Viewer は、今まで AIR 2 ベータ版のサンプルプログラムとして公開していましたが、AIR 2 は無事に正式にリリースされましたので、今回のリリースを機会に、実行ファイルやリリースノートなどを、すべて Google Code で公開することにしました。
実行ファイル (.air ファイル )
http://code.google.com/p/touchviewer/downloads/listソースコード
http://code.google.com/p/touchviewer/source/browse/#svn/tags/release_1.2/TouchViewerリリースノート
http://code.google.com/p/touchviewer/wiki/TouchViewerV1_2ReleaseNotes
今回の一番大きな変更点は「配布ファイル形式の変更」ですが、主にネイティブプロセス機能に関わることが原因で、以下のような理由がありました。
証明書の問題
現バージョンの AIR はネイティブプロセス機能を使用すると、インストーラが電子署名の内容を表示しないので、ネイティブプロセス機能そのものを落としました。Windows のブートドライブのパスを取得できない問題
Windows 版の Touch Viewer は、v1.1 まで rundll32.exe を使用して Windows の画像ビューアを開く機能を持っていましたが、この機能はシステムドライブのパスが C ドライブのときのみ動作するというお粗末なものでした。
実際に対応するとなると、OS の種類や bit 数の判別、デュアルブート環境下でのアクティブなシステムドライブのパスの取得…などといった世話が必要になりますが、現バージョンの AIR でこれらをカバーすることはできません。また、アクティブなシステムドライブのパスを取得するためだけに、専用のネイティブアプリケーションを同梱するのも…と考えた結果が現状です。
開発者の多くが待ち望んでいたと思われるネイティブプロセス機能ではありますが、実務で採用するときには十分用心してから手を出すことをおすすめします。