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TLF (Text Layout Framework) と戯れる #07

オープンソースになった TLF ですが、FLash Builder 4 Beta 上で「定義へ移動」を実現させるためには、下記手順が必要です。

必要なもの

  1. Flash Builder 4 Beta
    ( Flex Builder 3 では動作しません。Flash Builder 4 Beta のシリアルは、Flex Builder 3 のライセンスを持っている方のみ、こちらから入手できます。 )

  2. Flex SDK
    ( 4.0.0.8702 以降のバージョン )

手順

  1. <Flash Builder 4 Beta のインストールフォルダ>sdks\4.0.0\frameworks\libs\netmon.swc を、<自分で用意した Flex SDK>\frameworks\libs にコピー

  2. 新規 Flex プロジェクトまたは、AcrionScript プロジェクトを作成

  3. 作成したプロジェクトのライブラリパスの設定で、textLayout.swc の参照を削除

  4. <自分で用意した Flex SDK>\frameworks\projects\textLayout 配下にある下記 4 つのフォルダをマージした flashx フォルダを新規に作成
    ( 下記プロジェクトをすべて結合したものが textLayout.swc として利用されています )

    • textLayout_conversion\src\flashx
    • textLayout_core\src\flashx
    • textLayout_edit\src\flashx
    • textLayout_textField\src\flashx
  5. 作成した flashx フォルダを、作成したプロジェクトのデフォルトパッケージにコピー

  6. 設定ファイル (flex-config.xml) を定義
    (TLF のソースに条件付きコンパイル用の定数が記述されているので、下記内容の設定ファイルを作成して、load-config オプションで指定します。個人的にはローカル設定ファイルをお薦めします。 )

    <flex-config>
        <compiler>
            <define>
                <name>CONFIG::debug</name>
                <value>false</value>
            </define>
            <define>
                <name>CONFIG::release</name>
                <value>true</value>
            </define>
        </compiler>
    </flex-config>

これで、TLF を使ったコンテンツを作ってデバッグするとき、内部の動作が確認できます。

Flash Builder Beta が修正されバージョンアップすれば、上記手順はすべて不要になると思うのですが、当面はこれでしのげれば…といったところでしょうか。